Art Space Seiko

”きのもとたんぽう ”



  きのもとたんぼうの絵 ゲストコーナーの梅沢さんからの”詩と絵の批評文”のメールも40回をこえました。

それでいままで受け取ったままであった詩とか、批評文を一挙にアップしようと頑張っています。 その成果は GALLERY SHOP に徐々に表われると思います。

同じことの繰り返しのような仕事をしていると、疲れますが、効率よく早く仕上げる方法を人間というのは、考え出すものであるとーーー痛感しています。でも、肩もこります。
(西田有輝)

梅澤 和夫


               こだま


天いっぱい伸びた染井吉野
ごつごつした太い幹
あふれるような瑞々しい夏葉

中身はシロアリの城
枝の重さで幹がさけ
むろがぽっかり空いている

根元から新芽がスックと伸びる
青々しく
生まれたての枝

幹が朽ち果てる頃には
新芽は若木となる
そして
桜は咲き続ける

台風11号が接近しており荒れ模様です。

熊本は台風の進路との間に山一つはさんでいるので風は強いもののどんよりとし た空だけで雨ぱらついている程度です。連日の晴天のため土が乾ききっています が土を十分に潤すほど雨は降っていません。

木の下を探訪すると水がほしいと草木たちが言っています。

作品を拝見し水面に遊ぶ木霊たちを枝陰から覗いているような感じを受けまし た。





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