そのうちのひとつのはなし 10日ほど友達のアパートに避難をしていました。 彼のアパートには3匹の雄猫(ペルシャ種、イングリシュショート ヘア種、アビシニアン種)と1頭の雌犬(ラブラトル レトリバー)が彼と一緒に住んでいます。 まずそのようなところに住むことになるとは予想もしたことがありませんし、住むことが出来るかどうかもわかりません。 しかしいま彼のところ以外、行くところがないから、アパートの扉の前に立ちました。 中からは犬が吠えています。 吠えたら ”イカン ”と、彼に叱られているようです。
ほんとうにおそるおそる扉を少し開けて、顔だけをのぞき入れます。 大きな犬が物凄いスピードでこちらに走り寄ってきます。 もう吠えていません。 そのかわり尻尾をビヨーン ビヨーンと振りましています。 ものすごく優しそうな目をしています。 ああ、ちょっと安心ーーー 彼女にもみくちゃにされながら、全身をアパートの中にいれます。 そしてソファに座って、彼と話しを始めます。 一方猫たちは知らん顔して、あっちこっちを行ったり来りしているだけ、まあ愛想の無いーーこと つづく