”きょろ、きょろ、猫目”
梅澤 和夫
「きょろきょろ」ではなく「きょろ、きょろ」である事が
ぴったりくる作品ですね。
道に迷って「きょろきょろ」している目と
獲物を狙い周囲を「きょろ、きょろ」と素早く探る目
作品はやはり獲物を狙う鋭い視線を感じます。
2月4日から立春になりました。
梅もほころび始めバラの冬芽も動き出しています。
私も春の気配を探すべく「きょろ、きょろ」と庭の中を
見回す毎日です。
花壇に猫の足跡がありチューリップの小さな芽が
出ていました。
かすかに香る春の気配、弱まりつつある冬の力
冬色と春色の混ざった香りのする風が吹いています。
風の色
立春の雨上がり
冬の香りの立ち込める冬枯れの庭に
春色にかすかに染まる風が吹く
白と青に染まる冬の香り
赤と黄の香る春の色
目を閉じて想うとも
おぼろげな
遠い昔の思いが香る風
冬枯れの庭に
春色にかすかに染まる風が吹く
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