”はちじゅうなな ”
梅澤 和夫
今日は二四季節期で立秋です。 太陽暦ではまだ盛夏ですが、太陰暦ならば九月中旬頃にあたるので、秋が始まったという感覚があるでしょう。 今年の夏はとても力があり、ねじ伏せられるような暑さです。 しかし草木たちは太陽の力をいっぱい吸収して、濃厚な緑の香りを漂わせています。 日照りに不作なし、 水も大切ですが一番大切なのは光なのですね。
作品を拝見し、 祖父のかぶっていた麦わら帽子のイメージがわいてきました。
光と麦わら帽子
私の夏のイメージです。
夏らしい夏
アブラゼミがうなる
熱風が駆けめぐる
じりじり焼ける野菜畑
トマトは青々とした香りであたりを染め
白いうぶ毛をまとったキュウリのツルはアブラの香り
ちくちくしたナスのへたは水の香り
凛とした香ばしいトウモロコシの香り
夏はいろいろな香りに満ちている
夏の香りが好き
太陽に焼かれても
夏の香りに包まれていたい
冷房を止め
窓を開けよう
暑くてもいいから
夏の香りに包まれよう
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