”はやく、はやく眼をさましたら、美しいものいっぱいーー”
梅澤 和夫
春になり朝を向かえるごとに庭の花が咲き
若芽が伸び輝いています。
美しく咲く花も咲くのはほんのひと時 >
夏休み最後の日のようなせつなさを
咲き乱れる花に感じます。
美しくも儚く、せつない花々に
はやく、はやくとせかされるように
記憶の中に焼き付けています。
人の本当の財産とは思い出と
友達だと教えられてきました。
お金、地位や名声は時として
大切なものを見えなくしてしまいます。
しっかりと目を覚まして、美しいものを
見てゆきたいと作品を拝見して思いました。
花の歌
今年も桜が咲いた
ごつごつとした無骨な枝
はかない可憐な花
涙の味がする香り
ゆらゆらと枝がゆれ
ひらひらと花が舞う
目を閉じると
風が香りを運んできた
桜の香りが好きです
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