”ひょんなことからーー ”
同僚の先生がKAWASAKIの2002年オートバイカタログを見せてくれました。 カタログにあるW650は昔に発売されていたW1の復刻版で以前から気にかかっていた存在でした。
学生時代にはオートバイに乗っていましたが、医師になってからは悪天時の通勤、荷役性などの問題から自動車が移動の主体になり手放してしまいました。 学生時代は大型オートバイの免許は自動車学校では取得できず敷居が高かったですが、道路交通法改正で自動車学校での教習が始まり身近な物になりましました。 よし、大型オートバイの免許を取って、旅をしようと思い立ち教習所の申し込みを、何事も形を大切にする私としてはW650にふさわしく、機能を犠牲にしない身繕いは何だろうと考えヘルメットはSIMPSON、ライディングコートはBarbourのInternationalときめ早速、取り寄せてしまいました。 ひょんなことからオートバイが生活に戻ってきそうです。 作品を拝見しオートバイのメカニカルなイメージを感じました。 |
オートバイのある生活
春は昼下がり ぼんやりした空気に染まりながら 目的もなく川沿いを走る 夏は熱帯夜 粘り着く空気を振り払いながら 誰もいないオフィス街を走る 秋は夕暮れ 涙が出るほど切ない空気を浴びながら 落ち葉ふる山道をくねくね走る 冬は曙 永遠に透明な凍てつく空気を切り裂く様に ただひたすら真っ直ぐ海岸線を走る 海岸線を走る |