今回は、わたしが絵をホームページにアップすると、 いつもその絵に文章と詩をメールで送ってくださる 梅澤 和夫さんのページです。
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”てん てん てん てん てん てんーーーつづく ”
梅澤 和夫
作品を拝見し”冬風”を感じました。 一見、無秩序でありながら無意識のうちに自分の姿が点の並び方にがはっきり現れている。 隠そう、思うまい、無意識と思えば思うほど自己がむっくりと頭を上げている。
無は有であり有は無なり。 全く正反対のことは表裏一体で分別不能である。 冬の風はそんなことを教えてくれます。
冬は全ての草は枯れ、虫たちも冬眠をし一見、生命のない無色の世界のようですがその裏には芽を出すチャンスをうかがう種やいの一番に起き出そうとしている虫たちの息づかいがうごめいています。
風は見えないものですが色もあり香りもあり、肌触りもあり五感の全てで感じることができます。
一見、無色透明な生命感のない冬風の裏にうごめくもののけたちのいきづかいを作品から感じました。
いろ、おと、かおり
「どんな人がお好きですか」
絹の肌触りのような寂しげな温もりの声
「梅の香りがしてchopinバラード1番の肌触りのする声を持つ人が好きです」
藤の香りような柔らかな苦味の声
何も答えず遠くを見つめる
見つめる先には冬の風
涙の香りが空気を染めた
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