わたしの絵にはぺけ(×)とか、円(まる)
のタイトルのついた作品が多いです。 絵
を描き出すときに、あらかじめどんな絵を
描くか、そのようなアイデアが頭の中に全
然ないところからスタートするものですか
ら、どのようなことからでも絵はスタート
出来ます。
しかし×とか、円(まる)の絵が多いとい
うのはおそらく私が、円と×の形がもつ意
味にーーいろいろな視点から考察出来るー
ー興味を持っているからではないかと考え
られます。
もしかしたら、学生時代に、あるいはサラ
リーマン時代に、成積とか、業績の評価と
して円とペケに追っかけ廻されたからでしょ
うか?
それとも絵を描き出して、時折そのような
評価の外側に身を置くことが出来るように
なったからでしょうか? (西田有輝)
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梅澤 和夫
ふたつのXでつなぎましたを拝見させていただきました。 鳥になり高い空から、田んぼを眺めているような俯瞰的なイメージを受けました。
四角いますは刈り取られた田んぼの平面的な広がりを感じ、Xの部分はクリスマスツリーのように、円錐形に飛び出ているようであり、立体感を感じました。
やさしい土の香りがするようです。
明日からは24季節記で大雪です。 今日は南国熊本でも朝露が凍りついていました。
土の香り
山深く分け入り、里に下りる
棚田の脇に柿木が立っている
早足で沈もうとしている夕日に染まり
景色全体が濃い柿色になる。
すっくと立っている柿木
刈り取られ水のひいた棚田
土からは人の香りがたちのぼる
ここは人の世界
大地と共に生きる人の世界
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