03/31/00
"引っ越しと、その後の私"
ニューヨークに引っ越しするについては、アートを制作するのに、完全すぎるくらいの環境で、十年間も生活したロサンゼルスから、慣れていない、ニューヨークのせまいところに移るのですから、色々なことを考えました。 そのひとつが、クラフトペーパーのドローイングです。 これによって、規則正しい生活を始め、はやくニューヨークになれて、制作三昧になれるようにと---- 幸いなことに、毎年恒例の、暑中見舞を作る時期がそのうちにやってきました。 それでクラフトペーパーのドローイングでサマーカードを200枚を作り、発送しました。 これで本格的に調子に乗れそうです。
早朝ドローイングのあとは、1時間弱の早足散歩、食事は玄米を中心とした準菜食等など、割合早く規則正しい生活が始められました。 これは本格的に本調子になると考えました。
ところが、1月半ほどしたら、父の身体の調子が悪いから、日本にちょっと戻るようにと、連絡があり9月2日に日本にもどり、一週間ほど病院に入院中の父を看病して、病状がそれほど深刻なものでもなく、あと一週間ほどで退院できるという確認がとれたので、9月10日にアメリカに戻りました。
それから3週間程は調子が元に戻らなくて、いらいらしています。 僕の大好きなミロがいっています--調子が乗っているときに、仕事をするのを休むと、元に戻るまで、休んだ期間の三倍の時間を必要とする--僕はミロほど修行が出来ていないからもっと時間がかかると思います。 自分自身を調子に乗せてやれば、これは解決することなので、positive thinkingになるように、自分をしむければいいわけです。 そうすれば何事にも積極的に挑めるようになると思います。
それで、そのようなきっかけを作る意味で、私のアパートの近くの短期大学に、英語のクラスを受講することに決めました。 10月1日 1999年
ホームページを更新するために、書きためていた日記を読み返しています。 頭に浮かんだことを、文章であれ、視覚的なことであれ、すぐに形として定着させようとしていますので手元には日記風の文章とか、いたずら描きとかがあります。 それらが文章になったり、絵になる動機を与えてくれたりするのです。--10月1日の日記についての私の感想--
狭い場所は、狭いように使いましょう。 完全にはどの場所でも使い切っていないのですから。 引っ越しのおかげで、制作場所のひろさの観念から少し解放されたようです。
仕事は調子が出てきました。 というのは、クラフトペーパーのドローイングを真面目にほぼ毎日やりましたので、制作の種というか、私の意欲を刺激するものが出てきているのです。
私は性格的には、行け行けどんどんのタイプらしいのです。 だから、いつもPositive Thinkingだと思います。
しかし色々な考え方をする自分を感じるようにしたいと思います。 積極的になったり、消極的になったり、色々変化するじぶんを観察するような。
英語の学校は楽しかったです。 ひとりで作業することが多いですから、学校という社会は人恋しくなったときには、言葉が完全に通じなくても、人間っていいものだなあ--と感じさせてくれました。 それほど楽しく、休まずに通いました。
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