”１０年かかりました。 ” 　


　

壁画　”あかまる、あかまる、あかまる”の写真がここに入ります。

パサデナでの　”道に絵を描くイベント ” ”CHALK IT UP "に参加しました。
ちょうど１０回目の壁画の挑戦になります。　挑戦の半ばごろから、道をただ
単なる壁画の支持体だけにするよりも、”道の表面の表情も ”絵の中に取り
込みたいと思っていました。　それで路面を絵の中に取り込むようにしてきました。

これには理由があります。　それは美術的なものではなく、どちらかといえば物理的、
体力的、時間的なものです。

２日間で仕上げるという制約を乗り越えて、創造的なオリジナルの作品を作り上げる
には何らかの方法を考え出す必要があります。　
それが”Laziness is Mother of Invention."という方法です。　つまり塗る面積を
少なくすれば、完成までにかかる時間は少なくてすみます。

それで全面的に塗りつぶすのをやめて、塗り残しのある作品を作りだしました。
そのように作り出して、１０年目の今年は自分でも”成功した”という壁画が
出来ました。　その結果”The way of MOCA-Museum of Contemporary Art"という
賞をもらいました。

私としては”美しい表情をもつ道”のことがわかってもらえて幸せですし、
またパサデナのこの道に感謝したいと思います。



"LAZINESS IS MOTHER OF INVENTION " の初期の作品

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