01/29/2001
”ああ、これこそ皆々様あけましておめでとうーーですね。”
先週からの続きで、私と本について書いてみます。 本を読むのはベッドに入って寝入る迄のあいだです。 何年か前には”竜馬がいく”等の司馬遼太郎さんの小説を読みだして、寝るのを忘れたこともあります。歴史小説の面白さを満喫したようです。 歴史的事実のかなたにいる人間がよみがえってくるようでーー
私の数少ない蔵書のなかに3冊だけ私と深く関わった本があります。 1冊めが ”タマリンド石版画研究所の石版技法書”です。 いろいろ本屋さんを探したのですがちょっと古い本で在庫が無く見つかりませんでしたので、図書館からその本を借り出して、技法を覚えることもかねて、全ページをノートに書き写しました。 たしかにノートが6ー7冊になったと思います。
ずいぶんあとでその本が美術館の書籍部で売られているのを発見して直ちに買い求めました。 そのとき思ったのです。 明治維新の書生のように必死に書き写したけれども、”何や〜本あったやないかあ〜!” ”無駄な努力したなあ〜”ーーと
いまはほとんど石版画の技法は忘れてしまいましたが、”読みながら、書き写し、それを実践する。”ーーなかなかいい勉強方法ではないかな? もし最初から本が見つかっていたら、このような真剣さでその本と接することが出来たかな〜と考える私です。
追記 このメッセージをホームページにアップして、絵を眺めながら空想しました。 もし”お風呂やさん”の壁にこの絵を描いたらお風呂に入るのがもっと楽しくなるのかなあ〜と。
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